top of page

美容業界の人手不足と外国人労働者問題。特区の「その後」はどうなった?


私は美容業界の人材に関するお仕事をしているのですが、日々の業務の中でどうしても避けて通れないのが「人手不足」という大きな壁です。

サロンの皆様とお話ししていると、「そういえば、外国人労働者の受け入れ問題って結局どうなったんだろうね?」という話題が挙がります。

確かに、政府の国家戦略特区を活用して外国人美容師さんが働いている事例はありますが、「その後、業界全体としてどのような形になっているのかな?」と気になっていました。


そんな折、「理美容ニュース」という情報プラットフォームの中で非常に気になる記事を見つけましたので、本日は皆さんにシェアしたいと思います。


記事の内容を分かりやすく要約してご紹介しますね。 より詳しく知りたいという方は、ぜひ元記事のリンクも貼っておきますのでお読みください。 【要約】特区の現状と、直面している「J-Beauty」の課題

  • 特区は拡大しているが、目的は「人手不足解消」ではない 2023年に東京で始まった「外国人美容師育成事業」は、2026年4月に北海道(旭川市・滝川市)にも拡大しました。しかしこの特区の本来の目的は、労働力の確保ではなく「日本の優れた美容ブランドを世界に広めること」にあります。


  • 「日式」から「K-Beauty」へ。アジアにおけるトレンドの変化 かつて、日本の美容技術はアジア圏で圧倒的な憧れの的でした。しかし近年は、トレンド創出力に優れた韓国の「K-Beauty」が世界を牽引しています。日本の技術も進化しているものの、近隣諸国のレベルが劇的に向上した結果、相対的に日本の存在感が埋もれつつあると指摘されています。


  • 「選ばれる日本」になるための課題 韓国が省庁の垣根を越え、国を挙げて美容産業の海外進出をバックアップしているのに対し、日本は縦割り行政などの課題が残っています。せっかく特区という制度ができても、「日本の美容産業そのもののブランド力」が低下してしまえば、優秀な外国人人材は集まりません。官民一体となった世界への発信戦略の再構築が求められています。


この記事を読んで、人材に携わる身としてハッとさせられました。

確かに、今の日本の現場を見ていると、韓国ヘアが大人気です。美容室の海外研修でも、これまでの欧米ではなく韓国を挙げるサロンが増えてきましたし、求職者に向けて「韓国のアイドルのヘアメイクができる」という強みを発信されているサロン様の求人は非常に人気が集まります。


この韓国人気は美容学生さんの間でも凄まじく、近年の急速な円安や物価高による渡航費用の高騰という切実な背景も相まって、実際に美容専門学校の海外研修先が、これまでのヨーロッパやアメリカから韓国へと変更になったケースもあるほどです。


現場の目線ではどうしても「人が足りないから外国人を採用できれば…」と考えてしまいがちですが、学校やサロンの研修先が変わってきているように、そもそも「外国人の美容師さんから見て、今の日本の美容業界は『わざわざ学びに行きたい、働きに行きたい』と思える魅力的な場所であり続けられているのか?」という根本的な問題に直面しているのだと感じます。


特区の制度化という法的な枠組みだけに頼るのではなく、私たち業界に携わる一人ひとりが「J-Beautyの魅力や価値」をもう一度見つめ直し、日本の美容の良さを誇りを持って発信していくこと。それが結果的に、国内外から「選ばれる業界」になり、人手不足の解消にも繋がっていくのかもしれません。

皆さんは、この特区の現状や日本の美容業界の未来について、どのようにお考えになりますか? (参考記事:拡大する外国人美容師特区だが、揺らぐ「J-Beauty」の優位性 / 理美容ニュース)

 
 
 

コメント


bottom of page