こんにちは!ユーミンです。
来年ビューティープロで計画している親子ガイダンスについてお話ししたいと思います。
美容業界の求人において、求職者(美容学生)とサロンの架け橋となるガイダンス(合同サロン説明会)はもはや不可欠なイベントになりました。首都圏を中心に始まったガイダンスは地方都市へと進出し、学校ごとの個別のガイダンスも活発に開催されています。
SNS社会で情報過多の時代は、「情報が多すぎてわけがわからない」と言う逆現象も起こり、直接サロンと出会えるガイダンスの価値が高まったように感じます。
ビューティープロではガイダンスありきではなく、
あくまでも職業観やキャリア授業のプログラムとして
ガイダンスを組み込んで、美容学校さんにご提案させていただいています。
ガイダンスに目的を持って臨む事が重要であると考えているからです。
今年6月に実施させていただいた足利デザイン・ビューティ専門学校でのガイダンスについても、1、2年生にそれぞれの学年に合った授業を行い、その後でガイダンスに臨んでいただいた結果、非常に有意義な時間が持てたと学生からもサロンからも、学校関係者の方からも高評価をいただきました。
そして、来年計画している親子ガイダンスは
某美容学校の高等過程の生徒さんと、その保護者の方を対象に計画しています。
近年、中学卒業後の進路が多様化し、こちらの高等過程のように、美容師免許が取得できる高校や、高等専修学校への進路を選択する中学生が増えています。
高校(わかりやすく高校とまとめさせていただきます)に入学した瞬間から将来の美容師を目指しサロンへ就職するのですが、高校生の就活と考えた時に、どうしても保護者の方のご理解が必要になります。美容学生でも親の意向がずいぶん影響しているので、高校生ではさらにその影響が大きい事は容易に考えられます。
そこで、ビューティープロでは、生徒さんだけでなく保護者の方にもサロンの話をしっかり聞いていただくと、より納得のいく就活ができるのではないかと考えました。サロンにとっても自社のPRだけでなく、高校生という人材(金の卵)と触れ合え、保護者の考えを知る機会は今後の人材獲得戦略を立てる上でも非常に有意義であると考えます。
また、多様化する美容業界の全体像を理解していただくために、生徒さん、保護者の方、それぞれに事前に講義を行い、目的を明確に持って親子でガイダンスに臨んでいただくようプログラムを作りました。
ビューティープロでは美容業界のなり手を増やすには中高校生への働きかけこそが本質であると考え、2019年より「美容師になろう!」中高校生版を発行しています。制作過程において中学生や高校生の実情をリサーチしていましたので、高校生の親子ガイダンスはビューティープロならではのプログラムと自負しております。
特に、今の中高校生を含むZ世代は「ゆとり世代」よりさらに少子化が進み、一人っ子比率もさらに高くなり、「8ポケッツ」(両親、祖父母、子供のいない叔父叔母の合計八つの財布が一人っ子の子供に向いているという意味)とも言われます。多くの大人の目にふれ、過保護に育った結果、親子の仲が良く、進路や就職など人生の選択時には親の意見を尊重すると言われています。親ならまだ良くて、祖父母まで孫の進路や就職に口を挟むと言う話も聞きます。(Z世代については前のブログでも書きました)
親子ガイダンスの結果、子供が美容師になることだけでなく、美容師になった後も、親御さんから励まされ、応援され、家族親戚友達に「良い仕事に就いたね!」と言われて欲しい。そして自立した大人になり、長く活躍できる美容師になり、多くの人々を笑顔にして欲しい。それが、親子ガイダンスに込めたビューティープロの想いです。
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